Profile

ie アイエ代表

大塚 彬子 Akiko Otsuka

一級建築士
インテリアコーディネーター
ライフオーガナイザー

早稲田大学理工学部建築学科卒業後、2004年、旭化成ホームズ(株)に入社。注文住宅の設計職を経て、2010年からTimberyardにてデザイン住宅の設計とインテリアコーディネートに携わる。2018年独立。

建築やインテリアに
興味をもったきっかけ

家業が建築系だったので、幼い頃から製図版や平行定規などが置いてある環境で育ちました。私が小学校に上がる際、父が机をつくってくれたのですが、私のために、引き出しに花柄の取っ手を選んでくれたのがとても嬉しくて、「誰かのために」何かを「考える」「選ぶ」「つくる」という建築やインテリアの仕事に興味を持ちました。

ライフオーガナイザー
になったきっかけ

2015年11月に、築20年の中古マンションを購入し、フルリノベーションをしました。それまでの自分の経験を総動員してつくった自宅の完成を見た時は、「これで私は幸せになれる!」そう信じて疑いませんでした。

ところが、実際の生活が始まってみると、まさかの現実に見舞われます。

「イライラが募る」「なんだか居心地が悪い」
こだわり抜いたはずなのに、どうして?

もう一度全てを見つめなおして分かったことは、こだわり抜いてつくった理想の我が家には、「私の暮らし」は、フィットしていなかったということです。

間取りより、収納の大きさや利便性より、インテリアのセンスより、まず、思い描くべきは、「私と家族の、本当に心地よい暮らしのあり方」でした。

家づくりに必要だったのは、まず、自分と家族を理解することだったのです。

それを助けてくれたのが、ライフオーガナイズの考え方でした。

単なる片付けではなく、人を真ん中において思考を整理し、「どうありたいのか」を探っていく。

自分の好きと心地よさ、毎日をどんな風に暮らしているのか、嗜好や行動パターン、個性や特性、、、

私の小さな願いや望み、家族のこと優先で、つい後回しにしていたこと。

そこにこそ、これまで沢山学んで、身に付けてきたセオリーにはない現実と、誰のものでもない「私らしい暮らし」がありました。

ライフオーガナイズを通して、もう一度整えなおした我が家は、ただ単に、帰る場所でも休む場所でもなく、世界で一番居心地がよく、最も私が満たされる場所。落ち込んだ時でも、どんな時でも、私を応援し、生きる希望を与えてくれる場所になりました。

わたしの経歴

2000年4月〜2004年3月

早稲田大学理工学部建築学科にて建築を学びます。様々な建築に触れるうちに、大きな建物より、自分を包み込んでくれるような小さな建物が好きなことに気が付きます。初めての1人暮らしで、自分の住まいをつくり込む楽しみも覚え、「住宅、インテリア」に関する仕事に就きたいと考えるようになります。

2004年4月~2010年10月

旭化成ホームズ株式会社にて、一戸建ての注文住宅の設計、外構提案などを担当します。最後まで担当したのは120棟程ですが、プランニング数はその数倍。使いやすい素敵な間取りを、スピーディーに提案する訓練を重ねました。また、その頃は千葉・茨城エリアで唯一の女性設計。収納や家事関係に詳しくなりたいと、社内の研修や勉強会に積極的に参加し、蓄積されたノウハウや最先端の研究結果など、様々な知識に触れ、刺激を受けます。業務に慣れていくにつれ、間取りとインテリアは密接に繋がっているのに、分業であるということにジレンマを感じ、転職を決意します。

2010年11月~2018年3月

千葉のインテリアショップ ティンバーヤードにて、一戸建て注文住宅やリノベーションの設計、インテリアコーディネート、オーダー家具、オーダーキッチンを担当します。会社のしくみのおかげもあって、担当した物件の契約率は、2017年度まで100%インテリアも考慮された、きめ細やかな提案を評価して下さるお客様に恵まれ、1棟1棟を大切につくりあげてきました。

ie(アイエ)の想い

たったひとつの大切な「家」を、
「愛」であふれる場所にしたい。

私は、生まれてから小学2年生まで、300坪の敷地に建てた、100坪の立派な家に住んでいました。大きな庭に、大きな池、茶室もある素敵な家でした。

私は、そんな素敵な家に住んでいるのに、笑わない子だったんです!

小学校の連絡帳には、「今日は笑いました」と、笑った日には報告を受けるほどで、その頃の写真はほとんどが仏頂面!

実家は建築業を営んでいたのですが、経営者である祖父が早くに亡くなり、父と祖母が一緒に経営をしていました。

祖母とは同居もしていたのですが、時代の流れにのれず経営が傾いて、父と祖母は、毎日のように家でもケンカをしていました。

イライラしている空気や、ケンカをする声を沢山聞いて、私は毎日不安でした。

何より、毎日しんどそうにしている母を見るのが一番辛かった!

その後、会社は倒産し、家は売りに出して、私達は小さな家に引っ越しました。

家は狭く、あまり素敵ではなくなったけれど、父と祖母のケンカをそばで見なくても良くなり、私は少しずつ、笑うようになりました。

でも、自分が結婚して母になったら、そんな経験をすっかり忘れて、父や祖母のように、育児が上手くいかないイライラを、旦那さんにぶつけるようになっていました。

同じ頃、自宅をリノベーションしました。

「家を新しくしたら、全てが上手くいく。」
そう信じていたのに私のイライラはなくならず、「大変なの、分かってよ!」と、ますますイライラは募るばかり。

本当にこれではまずい。と思ったのは、夫婦関係が最悪になってからでした。

同じ子育てをしていても、イライラしているママと、穏やかでいられるママがいる。同じ出来事に対して、怒る人もいれば、受け流せる人もいる。

その違いは何だろうって考えた時、原因は自分にあるのではないかと思ったのです。

イライラは、誰かにぶつけたところで解決しない。
変えられるのは、「わたしと環境だけ」

そう心から気付いて、「わたし」に向き合いながら、「家」という環境を整え始めました。

家の居心地の悪さも、イライラの原因も、同じところにありました。それは、「自分への理解不足」でした。

何がイライラの原因か分からない。
だから、相手にどうして欲しいのかが、分からない。

私の場合は、結婚したら、よい妻でいなくちゃ。よい母でいなくちゃ。

幼い頃から、周りの大人たちの顔色を伺く癖があり、常に周囲の期待に答えるために行動する、努力する。そのことをずっと繰り替えしているうちに、人生がいつの間にか「誰かのため」になっていました。

「誰かのこと」ばかり考えていて、自分のことが、よく分からなくなっていたのです。

今まで気づかなかった、暮らしの小さなストレスや我慢に気づいてあげること、自分にとって心地よいインテリアに変えていくこと、とにかく、自分を大切にすることから始めました。

「わたし」という内側を変えていくのに、整ってきた「家」が手助けしてくれました。

自分を理解するには、余裕が必要です。
整えた「家」が、私に余裕をくれました。

そして、昔よりずっと穏やかな気持ちで今を過ごせるようになって、家づくりでもっと幸せなになれる人を増やしたいと思うようになりました。

「家族」は、どんな人にとっても大切です。
家族がコミュニティの最少単位で、全ての基本になるからです。

そんな大切な家族が住まう家

「家」への安心感は「社会」への安心感につながり、「家」が愛であふれていると「世界」が愛であふれていると感じます。

たったひとつの大切な「家」を「愛」であふれる場所にしたい。そんな想いから、屋号を「ie アイエ」としました。

素敵な家を作るのがゴールではなく、そこに住む家族が幸せでいられるかを常に見据えています。

あなたが心から笑顔になれる住まいづくりを応援しています。

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INFORMATION – 最新情報

2022.04.22
【期間限定】メルマガ登録で新しい無料動画プログラム配信開始!
2022.03.26
Webサイトをリニューアルしました。
2022.03.09
3カ月でセンスを引き出す【インテリア実践講座】をスタートしました。

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