暑くなってきましたね。
久しぶりの更新となります。
おかげさまで毎日忙しく過ごしています。
先日は暑い中、お客様と一緒に西新宿のショールームにキッチンを見に行ってきました。
今日は、お客様も迷われていたキッチン選びのヒントをお伝えします。
インテリアのトレンドって、すごくゆっくり移り変わるものなんですが、ここ10年をかけて、各社さん薄いスリムタイプのカウンターが選べるようになり、一般化してきました。
昔からあったのが4センチの厚みのもの
各社さん選択が出来るようになったのが、1センチぐらいの厚みのカウンターです。
(実際に薄いかというとそうではなく、薄く見せている設計です)
スリムカウンターだと、キッチンがすごく軽やかに感じられませんか?
スタイリッシュで、垢抜けた感じがします。
ただ1点、デメリットが。
それは、メーカーさんによっては、このスリムカウンターをセレクトしたいとなると、価格が上がってしまうところ。
グラフテクトさんに関しては、来年の11月納品分まで、4センチの従来型のカウンターだと20万円ほどオフになるというキャンペーンを行なっているそうです(お見積もりは2026年2月まで)
メーカーさんとしては良かれと思って増やしたバリエーションではありますが、
お施主様にとっては、悩むポイントがひとつ増えましたよね。
ただでさえ、迷うことが多いキッチン。
ここでつまずいている方も多いのではないかと思いますので、
どういう時に、どちらを選んだらいいのか、パターンをご紹介します。
家づくりのヒントになれば幸いです^^
扉と同色であれば、カウンターの厚みが目立ちません。
それほど主張しない色のカウンターの場合は、厚みがあっても野暮ったく見えません。
天板に厚みがあったほうが、落ち着いた重厚感や高級感を出すことが出来ます。
また、可愛らしいクラシカルな雰囲気がお好きな方も、厚みのある方が雰囲気を出しやすいです。
先の3つのケースと反対の場合になるんですが、特に、②が最近の大きな変化かと思うので補足をさせてください。
ここ数年でセラミック天板など、カウンターの種類も豊富になりました。
それに伴い、色柄が大胆なワークトップも増えています。
個性のあるカウンターに惹かれる!けれどカウンターだけ浮くのが心配。
そんな場合は、天板が薄い方が空間に馴染みやすく、全体のバランスがとりやすくなります。
この場合は少しコストが上がってしまっても、薄い天板の方をおススメします。
こちらのキッチンは、框組で色も柔らかく、扉だけだとかわいらしいクラシカルな雰囲気ですが、個性ある柄のカウンターでスリムにすることで甘さが引き算されますね。
ちなみに、薄い天板が出てきた理由というのも、厚みのあるカウンターだと全体のバランスが取れないほどの個性の強いカウンターが出てきたことが大きいのではないかと思っています。
もうひとつ、よく聞かれる質問として、
スリムカウンターを採用しないと、古くて垢抜けないお部屋になってしまうんじゃないかと心配される方もいらっしゃいますが、
厚みのある、なしに関しては、私はどちらも好みで選んでいいと思っています。
というのが、
キッチンのカウンターは、ようやく薄いものが一般化されましたが、
(トレンドの最先端、ヨーロッパではスリムカウンターが主流になって10年以上経ちます)
飾り棚等に使われる造作・木製カウンターは、逆にすごく厚みのあるものが流行った時期がありました。
飾り棚用のカウンターは、2センチ〜3センチの厚みが一般的なんですが、その厚みを、4センチにしたり、9センチにしたりと、厚みを持たせて重厚感や高級感を出す、というのがトレンドだった時代があったんですね。
それが今はどうなっているかというと、
軽やかでスタイリッシュに仕上げたければ薄いカウンターを選ぶ
高級感や重厚感を出したければ、厚みのあるカウンターを選ぶ
というように、インテリアのイメージに合わせて厚みを変えていて、
どちらの方が素敵、トレンド。と、流行りや優劣をつけることはありません。
そのことからも、
キッチンでも、スリムカウンターを選ばなかったからといって、垢抜けないキッチンになるとは思いません。
好きだと感じた方を選んで大丈夫!(でも、実はそれが一番覚悟がいるかも?)
キッチン選びの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました^^
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