リノベーションの見積りを比較するときの注意点

家-リフォーム・リノベーション | 2020/05/06

私が新卒で入社したハウスメーカーでは、営業さんが見積りをつくっていましたが、

次に転職した工務店では、見積りも私の仕事のひとつでした

じゃあ、あこさんは、リノベーションにかかる金額、ある程度予測できたの?

というと、そうではありません

一戸建てとリノベーションは、同じところもあるけれど、やっぱり違いますね~

予測出来ませんでした


だいたい、いくらかかるんだろう~?

ネットで調べてもはっきりとは分からない、、、

そして、その時は、自分で図面を描いてリノベーションをするか、

それとも、リノベーションが得意な会社さんにお任せするか

まだ迷っていました


迷いがある時は、実際に行動してみること!

リノベーションを得意とする会社さんに、お客さんとして行ってみたのです!

こんな時でないと、他社さんに踏み込めない!

今思うと、お客さんの立場に立てる、とっても貴重な体験をしたと思います♪

 

1. 出された見積りは、内容を確認してね!

2. ジャンルの異なる会社さんの、サービスの内容と、金額を天秤にかけるのなら、見積り比較にも意味がある

3. 同じジャンルの会社さんは、リノベーションの内容が同じなら、ほぼ同じ見積もりになる

私がヒアリングに行ったのは3か所

2か所に実際、見積りを出してもらいました

見積りを出してもらった会社さんを、A社、B社とします。

出てきた見積りはいくらだった?

見積りを出してもらった2社

A社は1,000万円

B社は1,300万円

で、出てきました。

300万円の差、大きいですよね。

A社は、予算を優先させて、計画を少し変更した形で見積りをくれました

B社は、予算オーバーだけれど、まずは希望を反映させた見積りをくれました

みなさんはどちらが親切だと思いますか?

私の印象が良かったのは、予算よりも高い見積りを出したB社でした

なぜなら、、、

私が伝えたのは、

「まずは希望の形でいくらになるか知りたいです。

予算も初めてで分からないけれど、1,000万円ぐらいです。」

という内容でした

正直に出してくれたのはB社だったんですね

A社の方は、私が伝えた内容の、どこをどう変えて見積りを出したかを説明せずに、

先に見積りだけを送ってくれました


予算内で出来ますよ~!

ということを、先に伝えて安心してもらいたかったのかもしれませんけど

A社は、私が希望する「フルスケルトン」ではなく、

間取りの一部だけを変更する、というもので

設備のグレードも、B社よりも低いものでした

そして、

「間取りの一部しか変更されていない」

「設備のグレードが低い」

事に気が付いたのは、私が見積りを解読出来たからで

この業界で働いていない方だと、気付かない内容だったと思います

私が設計として入る場合は、見積りと一緒に

リノベーション前と、リノベーション後の図面をお出しするのですが、

一般的なリノベーション会社さんは

まだやるかどうか決まっていないお客様に

図面を出す、ということはしません

図面もなくて、説明もなかったので、

とっても分かりにくかったです。

見慣れていない方なら、


予算内で出来るんだ~!

って思っちゃうと思う。

しかも、300万円の差があるなら、B社はあきらめて、見積りの安いA社に気持ちが大きく傾きそうです

家づくりが初めてというお客様は、
(まれに2度目、3度目の方もいるので、こういう表現にさせてもらいました)

図面も見積りも見慣れていないと思うので、手元にあったとしても、説明がないと、、、


分からな~い

ですよね~

だから、見積りをもらったら、


自分たちの希望は反映されている?


どこまでが見積りに入っているの?

を、「伝えたから」と安心せずに、きちんと確認されてくださいね!

会社さんにとって、予算オーバーの見積りを出すのは、結構勇気がいることです

しかも、300万円もオーバーしているのであれば、なおさら出しにくい。

予算を出す側の気持ちが分かる私としては、

私が伝えた希望通りに、

そして勇気をもって、正直に伝えてくれたB社さんの方が、好感度が上がりました。

実は、同じジャンルの会社さんを見積りだけで比較することはあまり意味がない

A社もB社も、同じ、「おしゃれ系リノベーション会社さん」でした

▽5つのジャンルに分けて説明している記事はこちら
【リノベーション会社の分類と特徴】まとめて比較しました

同じジャンルの会社さんの見積比較は、同じようなことをしようと思ったら、

だいたい、同じ金額になります。

A社とB社では、内容が違うから、金額差が出たんですね

たま~に、今月どうしても契約がとれなくて、職人さんの仕事がなくなっちゃうから、

沢山値引きしてでも、仕事確保の為にとりたい!

ていうことはあるかもしれないけど、

どこの問屋さんも、だいたい仕入れ値は一緒なので、

サービスの形態が一緒で、リノベーションの内容も同じなら、ほぼ一緒の見積りになると思います。

だから、ジャンルの異なる会社さん同士を

サービスと金額を天秤にかけて比較をするのであればやる意味があるのだけれど、

同じジャンルの会社さんを、見積りだけで比較することはあまり意味がありません

安いのは、安いなりに意味があるし、

高いのも、それなりの理由があってこそ

ただ、

A社とB社を比較してみて、見積りを出す姿勢については参考になりました

B社の方が好感度が上がった、と書いたけれど

A社も、伝えた内容とは違ったけど、

一生懸命に、どうやったら1,000万円でおさまるのか?というのを考えてくれたんですよね

見方によっては、A社にも誠意があるんです。

みなさんは、どちらの会社さんの方が好感度が高かったですか?

これ、自分達の価値観がモノをいいますよね!

 

1. 出された見積りは、内容を確認してね!

2. ジャンルの異なる会社さんの、サービスの内容と、金額を天秤にかけるのなら、見積り比較にも意味がある

3. 同じジャンルの会社さんは、リノベーションの内容が同じなら、ほぼ同じ見積もりになる

 

あまり見積りをとりすぎると、労力もかかるし、途中で分からなくなるので

上記の3点を踏まえて、検討してみてくださいね!

比較には、時間も労力もかかるので、出来れば気に入ったところに予算を正直に話して、計画を詰めていくのがいいと、個人的には思っています!

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