Story 02 集う家

Renovation Story 02

いつも家に人が集まる

フレンドリーで、人を惹きつける魅力にあふれたY様ご夫婦と

サッカー大好き!いつもボールを蹴っている

可愛い息子さん2人の4人家族のリノベーションストーリー

2018年4月

フリーになりたての私に声を掛けて下さった最初のお客様

私が直接、設計出来たら良かったのですが、私の自宅からお客様のところまでは往復4時間の距離

今回は、施工店さん選びから、間取り、インテリア、収納、と、トータルでリノベーションのコンサルティングをさせていただくこととなりました

(Y様が使われたサービスは、リノベーショントータル提案とコンサルティングです)

Y様が住んでいたのは、3LDKのマンション

リノベーションを前提に購入した中古物件は一戸建て

木貼りの壁、天井など、ログハウスのような内装でした

まずは看(み)るところからスタート

リノベーションでおさえるポイントは、以下の3つだと考えています

 

1. 今までの住まいの使いにくいところを、いかに改善出来るか

2. 今までの住まいの気に入っている点を、より良く反映出来るか

3. 今までの家になかった、自分達の理想や夢を、どれぐらい取り入れられるか

 

1や2に関しては、地味だけれど、住み始めてからの快適さ、使いやすさに直結するところ

3の理想が、1を改善するためのものであることもあります

今お住まいの家を看(み)ることは、とても大切です

Y様のリノベーションは、まず、看ることからスタート!

1.改善したいところ

Y様が不便に感じていたところは、主に次の3点でした

① リビングダイニングに、常にものが出ていて、すっきりしない

お友達を呼ぶのが好きだけれど、呼ぶときは北側の部屋に一時的にものを非難させ、すっきりしているように見せかけている

「きれいだね」と、言われるけれど、一時的で、いつもは全然きれいじゃない

② ダイニングテーブルに座った後、冷蔵庫までものを取りにいくのが面倒

お子さんがまだ小さいため、○○とって!と、言われることが多い

距離は遠くないのに、なぜか、冷蔵庫に向かうのが億劫

③ キッチンにものが入りきらずごちゃごちゃ

廊下の収納を、一部キッチン収納として使っているけれど、管理出来ていない

賞味期限をよく切らしてしまう

2. 気に入っているところ

Y様が、今のお住まいで気に入ってらっしゃったのは

大きなサッシと、広めのバルコニー

そして、マンションならではの、全てがワンフロアの快適さでした

3. リノベ後の住まいで、叶えたいこと

家呑みが楽しめる家」にしたい

このテーマに関しては、最初からすんなり出てこなかったのですが、

コンサルティングを通して、ご主人が切実に心配していることが明らかになり、

それがテーマとなりました

奥様は、お酒を飲むのが大好き

一度、飲みすぎ(疲れもあって?)で、駅のホームで倒れたことがあるそう

お酒を飲まないご主人は、それから、飲み会後の奥様の帰りを、とても心配しているそうで、、、

外で呑まずに、家で呑んでほしい!

切実な願いでありました。

リノベーションのポイント3つを洗い出して、完成したリノベーションがこちら

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after

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after

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主に1Fを増改築

マンションのワンフロアで生活していたY様が、1戸建てに住み替えるにあたってポイントとなったのが

生活のメインとなる1Fに、いかに必要なものを持ってくるか、でした

今の生活で不便に感じていた、冷蔵庫までの往復

距離は遠くないのに、なぜ不便に感じていたか、なんですが、それは、Y様の「面倒くさがり」な、1面によるところもありました

※ちなみに私もズボラなので、お気持ちはよく分かります

この距離で面倒に感じてしまうのなら、1階と2階の往復は、かなりの苦痛

必要なものを1Fに集約させるには、今の面積では不十分でした

Y様も、最初からそれをご理解されていて、増築前提でのプランニングとなりました

 

キッチン脇を増築して、ランドリースペースや、ご家族のお洋服、学校、保育園関係のものを集約

最初のプランニングの段階で、どれぐらいの量が納められるかを、展開図やパースでシュミレーションしました

(これにより、安心されたようです)

 

一番悩まれたのはキッチン

今までのキッチンは、調味料やキッチンツールが出しっぱなしの状態

Y様の利き脳の特性からも、出しっぱなしが一番性にあっていると考え、最初の提案では、コンロ前や手元が隠れるよう、キッチン前に壁を立ち上げた提案をしました

が、コンサルティングを重ねて、「家呑み」が、テーマとなり、

キッチンとダイニングの垣根をなくして、バーのようなオープンキッチンにしたい、という希望が徐々に強くなりました

最終的に、グラフテクトさんのペニンシュラキッチンを採用され

結果的に、ものすごくすっきりとした状態の生活に

「こんな風に暮らしたい」という理想がはっきりとして、生活へのモチベーションが上がった結果だと思います

 

肝心の、冷蔵庫までの往復の苦痛、ですが、

テーブルとキッチンの「通路幅」が、若干狭く、

加えて、置いてある物たちでより、通路が狭く感じてしまうのが主な原因と考え

通路に余裕を持たせた寸法と、ぐるりと回れる回遊動線をご提案しました

キッチン周りに関しては、私がコンサルティング時にご提案したプランから、

実設計、施工会社さんであるスタイル工房さん

と打ち合わせを重ねられ、若干のレイアウト変更をされています

変更されたレイアウトの、物入れの使い方に関して、どこに何を納めたらよいか、私がざっくりとしたレイアウトを書かせて頂いたのですが、、、

ほぼレイアウト通りに、Y様が使いやすいようにご自身で工夫を加え、とてもきれいに収納をつくられていました

以前の収納は、ざっくりとこんな感じでした

この変化に感動!

ご主人も使いやすいそうです

 

増築部分のランドリースペースにはトップライトをご提案

before

after

ダイニングキッチンへの明るさを確保しました

 

そして、お子様のおもちゃに関しては、ごちゃごちゃがリビングから見えにくい、入り組んだ位置にご提案

玄関を広く見せるために、床から天井までの室内窓を計画されていましたが、おもちゃが見えないよう、腰高より上に室内窓を計画するようご提案しました

掃除機も収まり、とりやすく、使いやすいとのこと

 

今のお住まいで気に入られていた、開放感のある大きなサッシ

リビングの掃き出し窓は、柱や耐力壁が抜けない部分に挟まれ、幅を大きく出来なかったので

半間増築し、フルオープンウィンドウを設ける計画に

結果的に、サッシが設置されていた脇に柱のみ残る形となりましたが、

お子様が身長を図った記録を残しておくなど、ご家族の思い出の柱になりそうとのことでした

この窓まわりに関しては

外に意識を向けさせるように、床と天井材の方向を外向きに合わせ

ウッドデッキの方向も一致させることで、開放感をより高める工夫をしています

 

途中でコンサルティングサービスを数回使って頂き

インテリアに関しても打ち合わせをさせて頂きました

当初は、我が家のようなインテリアにしたい、と、おっしゃっていたのですが、

計画が進むにつれ、キッチンのグレーを気に入られ、

「ブラックもアクセントにしたい」というお気持ちが強くなられたので、

サッシの枠、ダウンライト、ハンドル、扉etc

床や天井の無垢材の中に、無機質なブラックアイテムを取り入れる提案をしました

 

before

after

2Fは、クロスのみ変更

全面ブルーで一部塗装、より素敵な空間に仕上がっていました!

お引越し後、年号が変わった日、約30人のお友達が集まり、書初めを行ったそうです

以前よりもっと多くの人が集まる家に!

お引越し後、久しぶりにお会いするY様ご夫婦は、とても満足そうで、

デッキで遊ぶお子さんたちも生き生きとしていました

あ~私もここで暮らしたい!と思うような、快適で素敵な家に仕上がりました!

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